2011年8月31日水曜日

地ノ森地区仮設店舗組合

地元、東海新報 平成23年9月1日の記事

商店街の再生・復興へ
地ノ森地区仮設店舗組合が研修

大船渡市大船渡町の地ノ森地区仮設店舗組合は29日、大船渡地区公民館で研修会を開き、
商店街の再生・復興に向けた専門家のアドバイスに熱心に耳を傾けた。
会場には被災した地ノ森地区の商店主など10人が参加。
中央学院大学社会システム研究所助教授の田村久平氏(大船渡市猪川町出身)を講師に沼き
「持続可能な商店街の再生と振興のために」をテ一マに研修した。
田村氏は、地域力あるいは地域の価値を高めること、地域の経済資源、
経営資源のネットワークによる融合がポイントとし、
具体的に宅配や御用聞き、配送など、各店舗が協刀し合い効率的にできるネットワークづくりを強調。
「グループで共同店舗をつくる基礎づくりが大切」と述べた。
また、「鉄骨むき出しのフレハブ仮設店舗は外観のイメージをよくしないと客も入る気になれない」とし、
買う方も売る方も快適な空間となるような周辺の環境づくりを市や県にアピ一ルする積極的な姿勢も求めた。
研修では、市の災害復興計画や市民意向調査の内容についても意見交換。
講師は「アンケートでも商店街を早く立ち上げてほしいという要望が多い。
期待されている互とを励みに二ーズに応えてほしい」と語った。
新たな店舗づくりについて研修を深める参加者 : 大船渡地区公民館